その一括査定、大丈夫!?
家を売却する際はどなたも「少しでも高く売却したい」と思うのは当然のことです。
近年ではインターネット上での不動産一括査定サイトのサービスも各社こぞって提供しており、利用する方はますます増加しております。
一括査定サイトで必要な情報を入力すると、エリア毎に登録した不動産業者へお客様の情報が伝わります。
5社から10社程度の業者がお客様に対してアプローチをすることになります。
ここで注意していただきたいのは、査定サイトを利用するお客様側は無料のケースがほとんどですが、業者側は査定の情報を受けた時点で費用が発生します。
費用が発生するからこそ、手を抜かず、レスポンスも早くきっちりと査定をしてもらえる良い点はありますが、逆にお客様からの依頼を勝ち取らないと費用倒れになってしまうので何としてでも依頼を獲得しようと躍起になってしまうことがあります。
すると、査定の段階で本来売却できるはずのないような相場からかけ離れた査定額を提示することがあります。
提示を受けた側は高い方が良いに決まっているので、その業者を選択し相場より高い価格での販売が開始されます。
当然相場より高いので反響も無く時間ばかりが経過していき、どこかのタイミングで業者側から少し価格を下げる必要がある、と連絡が入ります。
このようにして少しずつ価格を下げていくことになるのですが、問題なのは高すぎる価格から少しずつ時間をかけて下げていくため、本来売れる価格に下げた頃には情報に新鮮味がなく、「売れ残り物件」という印象がまとわりついてしまっているのです。
「この物件はもう何か月も売りに出ているし、もう少し待てばまた価格が下がるんじゃないか。」
と思われてしまい、本来売れる価格でも売れなくなってしまうのです。
売る側の業者もとりあえず依頼はもらえたから販売は開始しますが、その金額が高すぎることは分かっているので販売活動にも力を入れず、表向きとりあえず販売する。というような状況になってしまうのです。
「査定金額が高い業者に依頼をする」
これは正しい選択なのですが、高すぎてもダメということは理解したうえで依頼する業者を選択する必要があります。
査定金額≠売却金額
ということを理解したうえで。
きっちりと実勢相場に見合った査定をし、その金額よりやや高めの金額から販売を開始する。というのが正しい判断ではないでしょうか。