blog
本当は一番怖い⁉ 税金の滞納

- ブログ
- ブログ
病気や失業、様々な理由で住宅ローンの支払いが困難になって任意売却を検討する方は、月々の出費を切り詰め何とかやりくりをしながら生活を送っています。
当然、生活を送っていく上では税金の支払いもあります。
住民税や固定資産税に都市計画税、自動車税など、日々の暮らしの中で納める税金は多岐にわたり金額も大きなものとなっています。
多くの方が役所よりも銀行の方がどこか怖いイメージを持っているようで、住宅ローンは何とか支払っているが、税金は滞納してしまっているという状態になってしまいがちです。
しかし、実はこれは大きな間違いなのです。
住宅ローンと税金であれば支払うべき優先順位は税金の方が圧倒的に高いのです。
その理由をここでは説明いたします。
まず、住宅ローンが支払えなくなった場合は任意売却をした後に残債が残ったとしても、金融機関と交渉の末、毎月1万円等の分割での弁済が認められ、もしその支払いすら行き詰ったとしても自己破産をし、免責となれば支払い義務は免れます。
また、住宅ローンの債務に関しては、家は差し押さえられますが、給料やその他の資産まで差し押さえられることはかなり稀です。
しかし税金の滞納の場合、仮に自己破産をして免責となった場合でも税金の支払い義務は残ります。
つまり税金の支払いを免れることはできないのです。
また、近年は多くの地方自治体が地方税の回収に関して「地方税回収機構」や「地方税滞納整理機構」といった税金の回収を専門に扱う機関を設立し、回収が困難な地方税の徴税業務を移管しています。
この地方税回収機構はその取り立ての厳しさが度々話題に取り上げられるほどのもので、
・家や会社にもやってきて差押えられるものは容赦なく差押える
・自身の物だけでなく、同居している家族の物でも差し押さえられる 等
通常の金融機関では考えられないことも容赦なく行ってきます。
当然、給料も差し押さえられるので、こうなってしまっては普通の生活を送るのすら厳しくなってしまったという方も多く存在します。
せっかく購入したマイホーム。
何とか残したいという思いで、住宅ローンは払いながらも税金を滞納してしまうと結果として家を手放すだけでなくもっと苦しむことになってしまいます。
住宅ローンよりも税金の優先順位は上
ということを肝に銘じた上で、もし支払いが厳しくなってしまった場合はすぐにご相談ください。
当社では大阪だけでなく和歌山や奈良、兵庫の各市区町村で税金の差押の入った不動産の任意売却を成功させてきた実績がございます。